「大学には進学したいけれど、行きたい大学が見つからない…」「どうやって大学を選ぶの?」そのような人は必見です。大学と一言で言っても、この大学選びが、4年間の「学び」「学生生活」が変わったり、将来の「働く場所」も変えてしまうと言っても過言ではありません。
本記事では、「大学選び方のPoint」について紹介します。
自分の興味・関心の整理
大学を選んでいくときは、「学びたいこと」「立地」「留学できる」「資格がとれる」など「自分自身が絶対に譲れないこと」を優先しなければなりません。ここで重要なことは、「優先順位を間違えない」ということです。最も大切なことは「自分がやりたいことを叶える場所」であることなので、自分がやりたいこと・譲れないポイントから、大学・学部を絞り込んでいきます。また、大学を卒業した後に、自分はどんな人生を送りたいのかをイメージして、そうなるためには大学で何を学ぶのか、と考えて下さい。「大学入学はゴールではなく、自分がこれからどんな人生を送りたいのかをイメージすること」です。
自分の将来に必要なことが学べる学部・学科を調べる
大学入学はゴールではなく、自分がこれからどんな人生を送りたいのかをイメージして下さい。
学部と学科の違い
大きな枠組みとして学部があり、それをさらに細かく分けた専門分野を学科といいます。また、学科よりもさらに細かく分類したものが専攻です。
大学の種類や学部・学科の特徴
大学には国公立大学、私立大学、短期大学などがあり、それぞれ学べる学部・学科が異なります。「自分がなりたい職業」「どのような暮らし方をしたいか」など、将来をイメージして、そうなるためにはどのようなことを学べばいいのか、分野から絞っていきましょう。
大学の26学部の内容をまとめているので、参考にしてください。
大学のカリキュラムや教育方針を調べる
大学のパンフレットには、カリキュラムの前に『学びの特色』がまとめられていることが多いので、どんなことが学べるのか、カリキュラムなどが自分のやりたいことなのか、チェックしてみて下さい。例えば、英語に関わる学部・学科の場合はカリキュラムが「英語を学ぶ」or「英語で学ぶ」のどちらであるかによって大きく異なります。「英語を学ぶ」カリキュラムであれば、語学力がつきます。また「英語で学ぶ」カリキュラムであれば、語学をツールとして専門知識や国際教養が身につきます。また『留学ができる』といっても、必修なのか選択制なのか、留学先の大学の単位を取れるのか、1週間程度の語学研修なのか、さまざまなカリキュラムがあります。要チェックポイントは、大学のパンフレットの最初に書かれていることが多い『学長のことば』です。大半の人がスルーしてしまいますが、実は、『学長のことば』には、『こういう人財を育てます』『こういうことを重視しています』など、大学の特色が書かれていて、学部・学科選びのヒントになるので、要チェックです。
オープンキャンパスや説明会に参加する
大学のオープンキャンパスや説明会に参加することで、「大学の雰囲気」「カリキュラム」「教育方針」などを直接把握できます。オープンキャンパスに参加するときの一番のポイントは、「その大学で自分が学んでいる姿をイメージできるかどうか」です。大学にはそれぞれ「学風」や通っている学生の雰囲気があります。その雰囲気が自分に合うかどうかは、オープンキャンパスで、学生の雰囲気、先生と学生との距離感なども見ながら判断してください。また、実技や実習がある学部・学科では、施設や設備をしっかり見学しておきましょう。
両親との相談
大学は受験料、入学後は入学金、授業料などのお金が必要になります。また、国公立大・私立大のどちらに進学するか、地元の大学か、親元を離れて一人暮らしをするのかなど、大学を選ぶ際には、両親との相談も大切なポイントです。人生の先輩である両親の意見は、進路決定の参考になります。なるべく早い時期に、両親と相談して自分の希望を伝え、受験勉強を応援してもらって下さい。
おわりに
本記事では、「大学の選び方のPoint」について紹介しました。
最も重要なことは、「将来的を見据え、自立し、自らの意志で大学を選び、大学での4年間の学びを自分なりに価値のあるものにする」ことです。また、大学名ばかりにとらわれず、この学部学科で〇〇を学びたいと選ぶことが、重要なことです。これからは、自らの意志と行動で、自分なりの価値を生み出すことが求められる時代へと変化しています。大学のブランドや偏差値で大学を選ぶのではなく、中長期的な視野で、大学での学びやその後のキャリアなどを見据え、より本質的な大学選びを行ってください。